2026年07月11日
潜水艦が水中で動くしくみ、たいげい型で知る
潜水艦が水中で動くしくみ、たいげい型で知る
Googleの急上昇語にも「潜水艦」が入りました。海の中を長く進む船は、ふつうの船と何が違うのでしょうか。ここでは、浮く、沈む、静かに進むという2つのしくみにしぼって見ていきます。
目次
- 潜水艦が浮き沈みする理由
- たいげい型に見る静かな航行
- 潜水艦を知ると海の見方が変わる
1. 潜水艦が浮き沈みする理由
潜水艦にはバラストタンクという水を入れる部屋があります。ここに海水を入れると重くなり、沈みます。反対に空気を入れて水を押し出すと軽くなり、浮かびます。
これはアルキメデスの原理と関係しています。水の中の物体は、押しのけた水の重さだけ上向きの力を受けます。お風呂で体が軽く感じるのと同じです。
潜水艦は、この「重さ」と「浮く力」のつり合いを細かく変えます。だから、海面近くにも、深い場所にも行けます。
2. たいげい型に見る静かな航行
海上自衛隊のたいげい型潜水艦は、2026年現在の日本の代表的な潜水艦の一つです。大きな特徴は、リチウムイオン電池を使う点です。
電池で動く時間を長くできると、エンジンを使う場面を減らせます。すると音が小さくなります。海の中では音が遠くまで伝わるため、静かさはとても大切です。
また、潜水艦は目で見るだけでは進めません。暗い海の中では、ソナーで音の反射を調べます。海面近くでは潜望鏡も使います。まわりを確かめながら、安全に進むためです。
3. 潜水艦を知ると海の見方が変わる
潜水艦は、ただ深く潜る船ではありません。水の量を変えるタンク、静かに動く電池、音で周囲を知る装置が合わさって働いています。
ニュースで「潜水艦」という言葉を見たら、次は3つを思い出してください。
- バラストタンクで浮き沈みする
- 電池や設計で音を小さくする
- ソナーで見えない海を調べる
この3つが分かると、潜水艦は少し身近になります。海の下で何が起きているのかを考える入口になります。